第66回日本アレルギー学会学術大会

会長挨拶

第66回日本アレルギー学会学術大会
会長 土橋 邦生(群馬大学大学院保健学研究科)

 第66回日本アレルギー学会学術大会を開催させていただくにあたり、ご挨拶申し上げます。

 学会のテーマは、「紡ぎだす、アレルギー学の新たな半世紀 ~知りえたコト、解くべきコト~」とさせていただきました。明治5年(1872年)ホームぺージの表紙に描かれている群馬県富岡市の富岡製糸場が操業を開始しました。そこで絹糸を繭から紡ぎだすことにより、日本の産業革命そして新たな時代が始まりました。

 第65回の本学術大会終了後、IgE発見50周年記念シンポジウムが、発見者の石坂公成先生をお迎えして、盛大に執り行われ、アレルギー学における新たな半世紀に突入いたしました。このIgE発見によりアレルギー学は、多くの研究者の努力により、著しい進歩を遂げました。その結果、治療薬の進歩やガイドラインの普及により、例えば、喘息死亡率や入院数は著しく減少しました。しかし、依然としてアレルギー疾患の発症率も年々増加を続けており、特異的免疫療法の進歩はありますが、まだ、アレルギー疾患の完治を達成できていないのが実情です。国民の本学会に寄せる期待も大変大きなものがあります。

 そこで、新たな半世紀の始まりにあたり、本学術大会に出席した特に若手の基礎・臨床の研究者には、今までの成果を確認したうえで、今後の解決すべき課題を明確に把握していただきたい。そして、研究に邁進し、新たな画期的成果を紡ぎだすことにより、今後の半世紀のさらなるアレルギー学の発展に貢献していただきたいという思いから今回のテーマを設定させていただきました。

 今回の学術大会を、少しでも皆様にとって有意義な、心に残る大会にしたいと準備いたしております。ぜひ奮ってご参加いただき、活発な討論を行っていただくことにより、実りあるものにしていただきますよう、お願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

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